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「寿命を買い取ってもらった。一年につき、一円万で。」第9話ネタバレ考察

登場人物紹介

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クスノキ:本作の主人公、寿命を売って余命三ヶ月、幼馴染のヒメノにあうため髪を切った。

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ヒメノ:主人公の幼じみで、子供の頃は「もしふたりが売れ残ったら結婚しよう」と冗談を言い合う仲だったが、中学以降は疎遠となっている。

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アマギ:主人公の寿命を買い取ったお店の店員。主人公の寿命がなくなるまで一緒にいる。他の人には見えないがクスノキだけが触ったり見ることができる。

 

「寿命をを買い取ってもらった。一年につき、一万円で。」第1話から第8話までのあらすじ

 

 冒頭、クスノキとヒメノの子供の頃お祭りでの会話から始まります。

クスノキはヒメノから、「二十歳になってもし二人が売れ残っていたら一緒になりませんか?」と冗談のような告白をされるのでした。

 

 場面は変わり十数年後大学生となったクスノキの話になります。

 

 自分のやりたいことも見つからず、何をやっても空虚なクスノキはある日お金がないことに困って、CDや本などを売りにいきました。

 

 しかし、手に入れた金額の少なささにクスノキは不満げな顔をします。すると、買取店の店員に「お前お金に困ってるんだろう?寿命を売る気はないか?」と聞かれます。指示されたところへ行ってみると、髪をまとめメガネをしたアマギに「いらしゃいませ、時間ですか?健康ですか?寿命ですか?」と問いかけられます。

 

 クスノキは、アマギによるパソコンによる査定の結果、余命は30年3ヶ月で、買取価格は最低の一万円、つまり、残りの寿命を30万で買い取ると言われました。クスノキは人の一生がそんなに安いわけないと反発します。しかし、それぞれの人間ひとりひとりの価値はその人が必要とされているかなどによってきまるため、クスノキ自身にはこれからあなたを必要とするひとがいないため価値が低いと諭されます。

 

 それまでの人生を振り、さらに今後の人生が逆に自分の想像した通りだったことを理解したクスノキはこれからの人生に絶望し、売ることを決意し30万円を手にします。

 

 それから、クスノキの部屋にはアマギが現れます。クスノキは驚きますが、アマギは寿命を売った人間には、その人が死ぬまでを見届ける監視官がつき、今回は自分がその仕事をしていると教えられます。また、アマギは他の人には見ることも触ることもできませんが、クスノキだけは見ることも触ることもできます。

 

 それから、30万円を手に入れ生活をし始めますが、クスノキはお金を手に入れても人生は何も変わらず空虚なものであることを痛感します。それからは常に一緒のアマギとの会話が多くなり、彼女の母親がつくった借金の返済のために時間を売った事、時間を売った期間は他の人には全く干渉できなくなった事、その時間分この仕事をしなければいけない事などアマギについての話をしたり、寿命を売った人の売らなかった場合の残りの人生がどのようなものだったか、今生きている人がどういう人生を歩んできたのかが監視員はわかる事を教えてもらいました。

 

 実はクスノキは子供の頃からずっと好きだったヒメノの事が心残りでした。ヒメノがどういう人生を送ってきたのかアマギに聞きますが、その内容は想像していたものとは全然違いました。

 

 ヒメノはいろいろあって17歳で出産し、高校を中退18歳で結婚、しかし二年後には離婚二十歳の現在は実家で子育てをしている。そして、二年後には自殺をしてしまうというものでした。その話を聞いて、自分のためにもヒメノのためにもあって話をして、残りのお金をヒメノに渡したいとクスノキは考えるのでした。

 

 そして、以前ヒメノから一通だけ送られてきた「元気ですか」といったようなたわいない手紙のやり取りがあったことから彼女の住所を突き止め、会いに行く事になります。しかし、当日にはヒメノ宅には誰もおらず、次の日にしようと決めて、街を散策していると神社でお祭りが行われている事に気付き懐かしいとお祭りをアマギと楽しみました。すると、階段の下からヒメノが姿を現したのです。

 

 クスノキとヒメノは、まるで子供の頃のようにたわいない会話をしました。そして、また今度食事をしながらゆっくり話そうと約束をするのでした。クスノキは子供の頃から変わらないいヒメノにときめき、彼女に少しでもよく思ってもらおうとアマギと会話の練習をしたり、近くの美容院に行きました。そして、当日ヒメノと再開するのでした。

 

 しかし、この時クスノキはヒメノの本当の気持ちを知らないのでした。

 

「寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万で。」第9話ネタバレ感想。

 

 クスノキとヒメノがイタリヤ料理店で食事しながら会話をします。

 

 内容はお互い離れてからの十年間について、まず、クスノキから高校は進学校へいったが大学は平凡、好きだった絵を書く事は17歳の冬以来一度も鉛筆を握ってない事など五分ほどのたわいのない話を。

 つぎにヒメノは、まず絵を描いていない事に驚き、子供の頃はクスノキの絵が好きだったと話ながらクスノキに対抗意識があったこと認めていたことを話します。それをクスノキは喜びヒメノについても勉強ができて美人だったと褒めます。

 それから、ヒメノはそのことを皮肉りながら高校中退したこと、周りは変わっていくのに、自分は子供のまま変わらず、なにもうまくは行かなかったと語り、クスノキに、「やっぱり、君もこの十年で変わっちゃた?」と問いかけます。

 クスノキは自分と共感する意見を話すヒメノに、いままで抑えていた感情を抑えきれなくなります。

 「変われなかったのはヒメノだけじゃない」そこからクスノキは自分のいっていることがどんなに馬鹿げていることかも分かりながら、「それで、おれは、つい数日前、寿命を買い取ってもらったんだ、一年につきたった一万円で。」と、それから、アマギのことも話して、ヒメノに理解してもらえないこともわかっていながらつぎつぎと説明し始めました。

 ヒメノは「確かに信じがたい話ではあるけど、君が寿命を売ったっていうことが嘘ではないって私は信じられる、私にも隠してたことがあるの」といって席を立ってトイレへ行ってしまいます。

 しかし、ヒメノは二度と戻りませんでした。代わりに店員さんから「お客さまに頼まれた手紙です」と手紙を渡されます。

 そこにはヒメノの自分がどうにもできなかった苦悩をすべてクスノキへの恨みに変えていたこと、以前のたわいない手紙は本当は助けてほしかったこと、そして、本当はデートの末、クスノキの前で自殺しようとしていたこと、でも自分より頭のおかしくなっていたクスノキを見て考えが変わったこと、最後に本当にクスノキの死ぬことを望んでいることが書かれていました。

 クスノキは色々な感情が入り混じった表情をし、「こんな思いをしないためにこれまで一人で生きてきたのに」と後悔します。そして、ヒメノに渡すはずだった30万円を川に捨てるのでした。

 雨の中傘もささずにクスノキとアマギは帰路へ

 

「寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万で。」感想考察

 正直、圧倒的に主人公に共感できるから好きです。

 最初の数話はあまり感情移入はできなかったです。主人公の考え方などがよくわかりませんでしたから、しかし話が進むにつれ「あ、完全にこれおれだわ」って思ってからは物語に引き込まれていきました。

 

 シチュエーションは違えど、漫画が好きで少しは絵が描ける人ならクスノキの気持ちが想像しやすいと思います。そして、クスノキの人間性は今回如実に現れます。このネタバレを描いていて思ったことは「ヒメノの恨みは一方的すぎるし、なにもクスノキ悪くないだろう」と、しかし、クスノキはヒメノへの恨みより自分が、いままで何もしてこなかったことへの後悔、最後の最後になっても自分主体で周りが見えていなかったことなどヒメノへの恨みより自分のダメさに心を痛めていると思いました。

 

 この回が一番面白かったです。でも逆にこれは終わりが近い証拠だと思いました。原作は見てませんが、小説の原作があるということは短編連載だと思います。この話の起承転結は転を迎え結にいたる所だと思います。このながれのままクスノキの人生の終わりをどう迎えるのか。ぜひうまくまとめて欲しいです。

 

「寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。」第10話ネタバレはこちら

 

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