読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

無料で読める漫画ネタバレと考察ブログ

無料で連載している漫画のネタバレや感想、考察などするブログです。

「ファイアパンチ」第45話のネタバレ感想この漫画本当に面白い!!!

ファイアパンチ」ってどんな漫画?

ジャンプ公式サイトより一話と最新二話は無料で読むことができます

shonenjumpplus.com

 漫画アプリ「少年ジャンプ+」で2016年4月18日より連載した藤本タツキ先生によるファンタジー漫画です。この漫画はすでに知る人ぞ知る漫画で、説明がいらないほど人気の作品です。その人気は2017年のマンガ大賞にノミネートされるほどで、いろんな人が評価しています。

 作風はワンピースや、ナルト、ブリーチのようなジャンプ王道漫画ではないですし、かといってハンターハンターのような邪道を使った王道漫画でもないです。ジャンプだと「暗殺教室」の作者松井優征先生に近い雰囲気を感じますかね。設定が能力者ものではありますが、バトル漫画ではないんです。能力者の設定を利用して、心理描写で勝負する作風の漫画だと思います。常識にとらわれない考えのキャラクターが多数出てきますが、それぞれキャラの心理描写も、ただ適当に決めているだけでなくストーリー上どうしてそんな心理を持つに至ったかもちゃんと考えられているので、より一層漫画に深みがでて引き込まれます。

 また、画力は小畑健先生のようにずば抜けて高いわけではないですし、ワンピースのように迫力のある絵ではないですが、コマ割りのセンスと一話ごとの見せ方がとて上手いです、無料の一話を見て貰えば納得すると思いますが、題名をラストに持ってくる新連載なんて記憶にありません。まだ読んだことがない人は、「少年ジャンプ+」ならコインを貯めれば全話無料で見れます。とてもオススメです。

ファイアパンチ」これまでの簡単なあらすじ

 この世界は生まれながらにして、火を起こせたり、電気を作れたり、人の心を読めたり、体を再生したりする奇跡を起こせる祝福者と呼ばれる存在がいました。

 ある日「氷の魔女」と呼ばれる祝福者によってこの世界は雪に覆われ、人々は飢え、世界は狂気で覆われてしまいます。

 そんな世界で二人で生きる少年アグニとその妹ルナは行き倒れそうになっているところを、ある村の人々に救われます。そんな村も飢餓で日に日に人が死んでいきます。アグニは自らの再生の祝福で腕を切り落としては再生させることで皆の飢えを少しでも和らげるのでした。そんな生活をしているアグニ達の前に飛行機に乗り重火器で武装したベヘムドルグの兵士達が現れます、彼らは物資を補給させて欲しいと強要し、村で食料を探し始めます。そして、大量の人肉を見つけ、彼らの指揮官であるドマはこの村は人肉を食べる悪魔の村だと決めつけ、自らの祝福=灰になるまで消えることのない炎で村を焼き尽くすのでした。

 村も村人も灰になってしまいますが、再生の祝福の力でアグニは再生しては灰になりかけるを繰り返し、死ぬことも炎を消すこともできず苦しんでいました。あまりの苦しみに死ぬことで解放されたいと願うと体の一部が再生をしなくなっていくことが分かり、アグニはもう死のうと思います。そこへ、ほぼ灰になってしまっているが、兄を探すルナの姿が。ルナは最後の力を振り絞りアグニに「兄さん、生きて」と言い残し灰になってしまうのでした。その言葉を聞き、この村を灰にしたベヘムドルグの指揮官を憎み、それを糧することで、炎に包まれながらも呼吸や普通に歩いたり行動できるようになります。そして一人で復讐の旅へ出ることへ。

 それから、紆余曲折をへてベヘムドルグから虐げられてきた人々やアグニを慕うもの達と協力し、ベヘムドルグをその身に宿す炎で焼き尽くし復讐を果たしました。しかし、アグニの村を灰にした指揮官ドマは、自分の子供達と一緒にある場所で密かに暮らしていることをアグニは知ってしまいます。それを知ったアグニはドマのところへ向かいます。そこでドマはアグニに自らの考えが間違っていた、しかし今は息子達を食わせていかなければならないので死ぬわけにはいかない、どうか助けてくれと懇願するのでした。自分の息子のことを思うドマを殺すことはできないとアグニは、自らを慕っているもの達の待つところへ戻るのでした。

 

ファイアパンチ」第45話ネタバレ

f:id:netabarejunp:20170320013809p:plain

トガタとアグニは、みんなが待つところへ戻る描写

 

アグニは、トガタに映画の主人公ならドマを殺すのかと問いかけ、トガタは殺さないと答えます。ドマが死ねばその子供も死ぬから、映画を見ている人は子供が死ねば主人公を嫌いになるからだと伝えます。

アグニは、自分に映画の主人公になれとトガタに頼まれていたので、主人公のように振る舞うことを選ぶのでした。

 

場面変わって、アグニを慕う人々が、アグニのおかげで寒さや飢えをしのげることを感謝し遠くにいるアグニに届くようにと音楽の演奏と合唱をします。

 

そんな音楽が流れているかのように、アグニとトガタのセリフはなく、たんたんと連写のコマ割りで二人が歩いているコマが描かれます。そのなかに、過去のドマへの増悪のコマが度々挟まれ、そして、記憶にはないはずの、ドマを殺してとルナがアグニに頼むコマ、ドマが反省してるのも演技だとルナが言うコマ、だから、私のためにドマを殺してとルナが頼むコマ、最後に「私のために、ファイアパンチになって」とルナが言うコマ。そしてアグニの唯一炎に覆われていなかった左目のあたりが炎に包まれる描写のまま場面が飛びます。

 

場面も変わり、アグニがふっと我に帰ると、アグニの前に炎に包まれたドマが、そしてあたりは灰につつまれ、次回へ

 

「ファイヤパンチ」第45話感想

 

 すべてはこの回のためにあったといってもいい回だと思います。一話のアグニの生きる理由はドマを「できるだけ残酷に殺して燃やす、この拳で塵にしてやる」と明言されていました。そして、それが実行されたのです。アグニとドマは対話しドマの心の内を理解し、ドマも許されたとは言えないまでも一つの形に落ち着いて、ほっとしていた矢先の復讐劇なわけですから、安堵からの絶望ほど残酷なものはありません。そして、明言通り拳で塵にしたわけです。

 

 この回をより印象に残るようにずっと、ドマを殺さないか、殺すかの判断をアグニに迫ってきました。また、アグニの性格は常にやさしく、進んで人を殺すキャラとは正反対に描かれてきました。つまり、読者に絶対にアグニはドマを殺せないと思わせるには十分すぎる見せ方をしてきたし実際にアグニの性格ではドマを殺すことはできないはずだったと思います。しかし、アグニはドマを殺した。

 

 漫画にしろ小説にしろ、映画にしろ、この時アグニはこう考えてドマを殺しましたといった説明はありません。そんな説明をしたら途端につまらなくなるものです。でも説明が欲しいです、正直これじゃ、アグニが何者かに操られて殺したとしか思えないじゃないですか?それほどまでにルナを失った増悪がアグニを支配していたということなのか?説明はないでしょうが、次回以降のアグニの行動に目を離せません。普通ならこれはアグニはドマを殺したことを一部記憶喪失にするパターンでしょうか?じゃないとアグニの精神崩壊するでしょ?

 

「ファイパンチ」第46話ネタバレはこちらから

netabarejunp.hatenablog.com